2016年05月13日

映画『 ちはやふる 』

映画『 ちはやふる 』 観てきました。上の句、下の句の時期ズレ上映。
別日に二回観に行くのは面倒でしたがとても楽しかったです。

THE青春映画に仕上がっていてオススメできます。
青春の題材にしにくい競技をシッカリと友愛を絡めている原作が良い、
のももちろんですが、映画用の脚本もよく出来ていました。撮影も良くて、
目や表情や登場や構図や角度や・・・色々と「このアングル良いな」とか、
「この色いいな」と思うシーンがあり、映像にお金がかかってましたね。
下の句の自転車に乗って振り返った新の表情とか素敵でした。
哀愁漂う太一の佇まいも。

太一がわりとあっさり A級になったのも観ている時は「 あっさりだな 」と
思ったが、原作がもどかしかっただけで、観た後の後味はとても良かった。
原作では、苦悩する太一が私の中では主人公で、太一名言集とか作ったら
欲しくなります。太一が言うから名言であって、言葉としては平平凡凡ですが。
きっとそれは、太一が普通の人( ただしイケメン )だからだろう。
才能がある人間に感情移入できないから。太一は俺達の代表で、
努力することで成長して自分のポジション( 学内でも、部内でも、
カルタの選手としての自分 )を守っているから、応援できるし、
自分を重ねられるし、言葉が実感に変わる。太一大好きだ太一。

ヒョロ君、須藤さん、机くん、肉まん君がツボです。この実写映画化は
配役が成功しているなぁと観ながら何度も思いました。
太一も最初はもっとこういう役者がいいのに!みたいな理想がありましたが、
こういう役者もアリだな、と思いました。広瀬すずも可愛くて演技も上手く
千早になりきっていましたが、若宮詩暢役の松岡茉優という女優がとても
とても素晴らしく、この子のための映画なのでは?!と思うほどでした。
カルタ中に( 監督の指示で )驚いたり楽しんだりする表情があり少し
詩暢役としては残念でしたが、演技派で美しい。満島ひかり以来の衝撃でした。

役者がかけているメガネ、高そうに見えたけど Zoffなんだ。とか、
PerfumeのED曲が、とか、ED曲にムリヤリ「 ちはやぶる 」が入っていたり
( 曲名や歌詞とも合っていない )と、EDの最後まで色々と考えさせて
くれる映画でした。ロケ地も行きたくなりましたね。

須藤さんが引っ張るのに手を離さないヒョロ君、でも「 アレ持ってこい 」的
な言葉で直ぐに何かを察する( つまり本心では渡したかった )ヒョロ君、
立ち去る須藤さんを「 須藤さぁぁん 」と追いかけるヒョロ君、煙たい役に
なりつつあるブラ部の「 ありがとう 」の気持ちのこもった演奏、上の句と下の句
に時差がほとんど無いところ( おそらく数日以内翌日か二日後 )、
とにかく登場人物がポジティブなところ、最後に太一と須藤さんのどちらが
勝ったか明かさないところ( 実力的に太一では勝てないが、太一の負け
をわざわざ見せると千早の負けのシーンが薄くなるため )、などなど色々
なシーンで「 良いなぁ 」と思う映画でした。

スポ根好きとしてはもっと「 悔しい 」、「 努力 」を観たい気持ちもあったが。

【総評】 下の句より、上の句が好き。でも、松岡茉優が一番好き。←
posted by taca at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする